『江副浩正』(2)

先週に引き続き『江副浩正』を読んでいきます。今週は第1章を読みました。

 

第1章は江副氏の生涯最後の日の様子がかかれています。江副氏は生涯最後の日まで、自分が目をつけた会社の株の取引を行っていました。

 

本文によると江副氏は
『「会社四季報」の数字を読み込み、だれも目をつけてないない事業の萌芽や、破綻にいち早く注目する。事業家江副浩正の直感で投機銘柄を割り出し、思い切り仕掛けるのだ。それが株の醍醐味。なのに、コンピュータに判断を任せるなど信じられない。』

と述べられていました。当時も主流はコンピュータを使った株取引でしたが、彼は自分の目で確かめること直感的なものを1番大切にしていたそうです。

 

会社四季報には三月の決算企業の中間決済情報と当期の業績計画が同時に記載されているものです。この二つの数字であまりにも乖離している企業には必ず何か裏があると江副氏は睨んでいたそうです。江副氏の大胆かつ潔い株取引の裏側を知れて、感動しました。