『江副浩正』(10)

今週も第5章を読んでいます。リクルートがテスト事業を拡大した際にこんなエピソードがあり、面白かったので紹介します。

 

江副が改良を重ねたテストを江副自身が受けてみた結果が乗っていました。

 

『あまり従来の常識にとらわれない独自のものの見方をし、周囲からは独立的で、やや変わった印象を与えるところがある。比較的冷静、客観的で、感情に溺れるようなことは少ない。外界に対しては柔軟な態度を示し、いろいろなことに興味を持つが、実際には周囲に関係なく左右されずに適応していく。現実性よりは可能性を重視した独特なものの見方をするが、それを人に説明することは得意ではない。若干うちとけにくく、他からは理解されにくいところがある。こまごました枠にはまったことは苦手である。』(本文引用)

 

これには開発員からも拍手があがったといいます。私もこの本を通して見えてきていた江副像にかなり当てはまっていると思いました。

(江副自身はまだ改良しなければ、、と思ったそうですが、、、)


起業家として名高く、採用広告、採用情報誌だけにとどまらず、テスト事業、そして人事教育事業とつながり、常に新しい革新的なことを模索している江副の性格を知ることは、起業を考えている人たちにもヒントがあると思います。
こういった江副の性格をみても改めて、起業家になるべくしてなったのだと感心させられないでしょうか。