2018-01-01から1年間の記事一覧

『江副浩正』(13)

本書をまとめて、江副の生き方を深く理解できたと思います。 最後に江副が遺した功績の1つは情報誌を作り出したことそのものという内容がかいてありました。 なぜ江副の作り出した情報誌は、高い支持を集めたのでしょうか。 情報誌がなかった時代、縁故採用…

『江副浩正』(12)

6章はドラッガーについてかかれていました。ここまで特に師とするものもなく独自の考えで事業を展開してきた江副がピータードラッカー著の『創造する経営者』という本と出会い感銘を受けたことが述べられています。 なかでもドラッカーの『経営とは社会変革…

『江副浩正』(11)

引き続き第5章です。 リクルートは採用広告、採用情報誌の事業についで、テスト事業が誕生したところです。 この頃のリクルートはテスト事業だけで五千万円の売り上げという記事が出されるくらい注目の的となっていました。 しかし、このテスト事業が成功し…

『江副浩正』(10)

今週も第5章を読んでいます。リクルートがテスト事業を拡大した際にこんなエピソードがあり、面白かったので紹介します。 江副が改良を重ねたテストを江副自身が受けてみた結果が乗っていました。 『あまり従来の常識にとらわれない独自のものの見方をし、周…

『江副浩正』(10)

今週も第5章を読んでいます。リクルートがテスト事業を拡大した際にこんなエピソードがあり、面白かったので紹介します。 江副が改良を重ねたテストを江副自身が受けてみた結果が乗っていました。 『あまり従来の常識にとらわれない独自のものの見方をし、周…

『江副浩正』(9)

第5章を読んでいきます。 試行錯誤を繰り返しようやく発行された「企業への招待」は、2年目にしてすでに大企業が名を揃え、就職希望の学生にとっては欠かせない本となりました。 そして新たな提案が企業からありました。学生の適性テストを作って欲しいと…

『江副浩正』(8)

引き続き第4章です。 江副は大学広告の収入不足に困っていました。そんなとき出会ったのが株です。 景気がよく事業を、拡大しようとしてる企業は前年度から大量の新卒者をとるため、採用情報をもとに投資の読みが簡単にあたりました。といっても、最初は大…

『江副浩正』(7)

先週に引き続き第4章を読んでいます。 企業からの求人もかなり増え規模も拡大していましたが、それでも事業の先行きはまだまだ怪しいものでした。江副は、就職シーズンだけ忙しい仕事なんて将来性がないと言われ、広告の仕事がしたいなら電通などの大手で勤…

『江副浩正』(6)

今週は第4章をよんでいます。 ついに、大学新聞広告社として企業の求人情報広告の営業生活が始まりました。東大新聞だけの扱いだった事業は、企業からの熱い要望により全国の大学新聞に声をかけ、他の大学の広告掲載料金表の作成をしました。東大、旧帝大、…

『江副浩正』(5)

先週に引き続き、3章の東京大学新聞というところの後半を読んでいきます。 前回記した菅原くんとの明るい出会いの他に、彼にとって欠かせないもう一つの明るい出会いがありました。それは、大学2年生の夏のアルバイト委員会でのことです。 東京大学学生新聞…

『江副浩正』(4)

今週は第3章の東京大学新聞というところを読んでいます。長いので前半と後半に分けて書こうと思います。 江副氏は、見事周りの期待を裏切る形で東大に合格しました。彼は自分で寮費を稼ぐために、アルバイトの募集を覗きに行くのが日課だったそうです。仕事…

『江副浩正』(3)

今週は第2章の『浩正少年』という部分を読んでいます。江副浩正氏の出生から甲南学園で過ごす中学時代までが描かれています。 本書によると、浩正は、父がかなり厳格でいつも父に怯えつつも甘える母もいない寂しい日々を過ごし、そのせいで非常に心を閉ざし…

『江副浩正』(2)

先週に引き続き『江副浩正』を読んでいきます。今週は第1章を読みました。 第1章は江副氏の生涯最後の日の様子がかかれています。江副氏は生涯最後の日まで、自分が目をつけた会社の株の取引を行っていました。 本文によると江副氏は『「会社四季報」の数字…

『江副浩正』(1)

こんにちは。ベンチャー企業についてちょっとだけ学んでいるしがない大学生の目線から本を読んで感じることを述べていきたいと思います。 今日から『江副浩正』(日経BP社)という本を読み進めていきます。 この本のタイトルにもなっている『江副浩正』という…